高校野球の豆知識!【高校野球のなぜ??を徹底調査】
今老若男女たくさんのファンがいると言われている高校野球。興奮しながら見ている方も多いと思いますが、見ているうえで「なぜ?」と思うことはありませんか?今回は高校野球について特に多いとされている疑問についてまとめてみました。
【なぜ甲子園球場で行われるの?】
高校野球の聖地とされる甲子園球場。予選などは地域で行われますが、高校球児たちは甲子園球場で試合をする、優勝することにあこがれて日々厳しい練習に取り組んでいます。なぜ高校野球の大会は甲子園球場で行われているのか?それは甲子園球場が高校野球大会のために作られた球場だからです。
高校野球の前身と言われる全国中等学校優勝野球大会が開催されることとなり、初めは大阪府の豊中グラウンドで行われました。第3回大会からは兵庫県にある鳴尾球場での開催に変更されました。しかし大会の人気が出るにつれて観客が収容しきれなくなり、大会主催者であった大阪朝日新聞が本格的な野球の球場の建設に立ち上がったのです。
そうして日本で初めての大規模な球場が1924年8月1日に完成したのです。球場のモデルは当時のニューヨーク・ジャイアンツのホームグラウンドだったポロ・グラウンズ球場と言われています。甲子園球場では高校野球が優先されるため、甲子園球場をホームグラウンドにしている阪神タイガースは高校野球の大会時期は使用が出来ないようになっています。なぜ東京ではなく兵庫なのかは第3回大会から兵庫の球場で行われるようになったのがルーツなのです。
【なぜ高校野球は金属バットなの?木製は禁止?】
自分に合った素材を使い、長さ、重さにこだわりを持って作っていると言われるくらい大切なバット。プロの野球選手や社会人野球では木製のバットを使用していますが、高校野球では金属バットが使われています。なぜでしょうか?答えは2つあります。1つは飛距離です。
飛距離を出すためにはバットの芯にボールをしっかり当てることが大切になってきます。金属バットはその芯と呼ばれる部分が非常に広い構造となっています。そのため金属バットはボールに当たりさえすれば飛距離が出やすいと言われています。重さもあるためより飛距離が出やすくなりますが、バットコントロールはしにくいとも言われています。
金属バットを使用する2つ目の理由はコスト面です。プロ野球でもバットが折れてしまうという光景を目にしたことがあると思います。木製バットは高額かつ折れやすいという性質があるため高校野球では金属バットが使われるようになりました。木製バットの使用は禁止されていないため、木製バットで戦っている学校もありますがやはり技術面、コスト面の両面から考えて金属バットを使用している高校がほとんどのようです。
【なぜ土を持ち帰るの?】
甲子園で試合が終わり敗戦チームは甲子園の土を持って帰る姿は風物詩のひとつともいえるでしょう。土を持って帰るのはなぜ?と思っている方もいらっしゃるでしょう。甲子園の土を持ち帰るというのは一説によると1937年第23回夏の甲子園に準優勝した熊本工のエース川上哲治投手(のちに巨人軍に加入)が決勝戦で敗戦後に甲子園の土をポケットに入れて持ち帰り自校のグラウンドに撒いたというのが始まりだと言われています。高校球児が土を持ち帰る理由は様々なようですが、特には「甲子園に出場した記念」「負けた悔しさを忘れないため」の2つの理由が主だそうです。甲子園の土は2年ごとに足されているそうなので持ち帰っても何の問題もないそうです。
高校野球は試合の内容や結果はもちろんですが、様々な角度から見てみるのも面白いですよね。これからも高校球児たちの活躍に期待します。
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