現在軟式野球界では当たり前のように使われている軟式複合バット。その中でも特に人気があり、一度はあまりにも飛びすぎるため中学野球で使用禁止になったビヨンドマックス。
そんな軟式複合バットの先駆者。【ミズノ】ビヨンドマックスは今も進化を続けております。
進化した最新のビヨンドマックスシリーズを解説したいと思います。
ビヨンドマックスシリーズの歴史と飛ぶ仕組み
2002年。初代ビヨンドマックスの発売。そこから毎年進化を重ね、少年軟式用、一般軟式用、トップバランスモデル、ミドルバランスモデルなど大人から子供まで様々なタイプのバッターにお勧めのバットが見つかります。2007年〜2011年。飛びすぎるバットのため中学生の大会で使用禁止になりましたが、2012年から使用可能となり軟式野球界では各チームに1本は置いてある大人気バットとなっております。
最大の特徴はバットの芯の部分がゴム状のウレタン素材となっており、従来の金属バットより打球が遠くに飛びます。
軟式ボールは金属バットで打った時にボールがつぶれてしまい飛距離が伸びないのですが、ビヨンドマックスで打つことによってボールではなくバットの芯の部分がつぶれてより飛距離が増します。
打球音は従来の金属バットに比べて鈍い音がしますが、打球の伸びが格段に違うので外野手泣かせのバットです。鈍い音につられて前に出ると確実に頭を越されます。
気になる金額ですが最新では40,000円を超えるバットも多数あります。高価格ですがそれに見合う実力は発揮してくれるはずです。
最新のタイプ別お勧めビヨンドマックス
ここからは、打者のタイプ別に最新のビヨンドマックスについてご紹介しようと思います。
パワーのある長距離打者向け
・ビヨンドマックスメガキングアドバンスⅡ
84cm 770g トップバランス
・ビヨンドマックスメガキングⅡ
85cm 780g トップバランス
この2本がお勧めです。物理法則で同じ材質なら重くて長いバットの方が飛距離は伸びます。この2本は同じ材質になっており、現行のビヨンドマックスでは最も飛距離の出る素材で重いタイプになっております。
ビヨンドマックスメガキングアドバンスⅡはビヨンドマックスメガキングⅡの素材のまま、バットの芯のウレタン部分が広くなり芯に当たる確率が高くなっております。
単純に飛距離だけを求めるならビヨンドマックスメガキングⅡ。根っこの部分や先端で打ってしまうことが多い方にはビヨンドマックスメガキングアドバンスⅡがお勧めです。
注意点としてどちらも重くて振り抜きにくいタイプになっておりますので、しっかりと振り抜くことができる力のある打者向けです。
飛ばしたいけど振り抜きやすさも求める打者向け
・ビヨンドマックスメガキングミドル
83cm 680g ミドルバランス
・ビヨンドマックスメガキングⅡ軽量モデル(芯の模様が紫のもの)
83cm 690g トップバランス
この2本がお勧めです。振り抜きやすさはビヨンドマックスメガキングミドルの方が格段に上です。ただ飛距離で見てみるとビヨンドマックスメガキングⅡに軍配が上がります。
ビヨンドマックスメガキングⅡでもこちらのタイプは700g以下になっておりますので、他のビヨンドマックスメガキングⅡに比べたら軽くて振りやすいです。
ビヨンドマックスメガキングⅡを振ってみて重く感じるなら、ビヨンドマックスメガキングミドルを選ぶと良いと思います。
バットの軽さを求める打者向け
・ビヨンドマックスオーバル
①82cm 640g トップバランス
②83cm 650g トップバランス
③84cm 650g トップバランス
ビヨンドマックスオーバルは2017年最新モデルが発売しており、価格も3万円前後とビヨンドマックスシリーズの中では安価な方です。
軽くて振り向きやすいだけではなくバットの芯の内部が楕円状になっており、従来のビヨンドよりヒット性の打球が飛ぶ確率は30%ほど高くなってます。(メーカー調べ)
ヒットをたくさん打ちたいアベレージヒッターにお勧めのバットです。
まとめ
あと少しで外野の頭を越せた。もう少しでホームランだった。打球が速ければ内野の間を抜けてヒットになった。
そんな経験はありませんか?
ビヨンドマックスを使うことにより
・外野の頭を越して長打になる
・柵越えのホームラン
・タイムリーヒットになる
格段に打撃成績が上がる事は間違いありません。
バットの性能ではなく実力で打てと言う方は周りにいると思いますが、現在は昔と違いバットが進化してきています。
より良いバットを使う事はとても大切なことであり、恥ずかしいことではありません。
種類がたくさんあるので自分の求めるバッティングスタイルに合わせてぴったりのバットを選び、思う存分試合で試合で活躍してください。
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