2017/08/04

「大田泰示は日本ハムで開花した」は本当か?

 

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「大田泰示は日本ハムで開花した」は本当か?

交流戦が始まって2カードが終了した。

 

「大田泰示が日本ハムに入って覚醒した」という話がよくあがるが,本当にそうだろうか。

今シーズンの成績とこれまでの成績を比較してみたい。

 







O
P
S

2009

巨人

3

1

1

0

0

0

0

.000

.000

.000

.000

2010

2

6

6

0

0

0

0

.000

.000

.000

.000

2011

12

28

26

4

0

5

3

.154

.148

.192

.340

2012

21

70

63

16

2

28

7

.254

.329

.444

.773

2013

21

38

31

5

0

5

2

.161

.250

.161

.411

2014

44

74

65

16

2

28

12

.246

.338

.431

.769

2015

60

138

130

36

1

46

3

.277

.319

.354

.673

2016

62

119

114

23

4

43

13

.202

.227

.377

.604

通算

225

474

436

100

9

155

40

.229

.280

.356

.636

 

2017







O
P
S

 

32

127

116

14

28

6

51

17

.241

.299

.440

.739

(6/4現在)

 

2015年,2016年シーズンとほぼ同数の打席数になっている。その上で言うと,大差ない。本塁打が増えたことでOPSは高くなっているが,OPSのランクからすると“並”のランク付けになる。(OPSとは出塁率と長打率の和から導き出されるもので,1つの野手の評価基準になっている。)連続で試合に出続けているのを加味すると,誤差の範囲内だと言えるだろう。

 

だから個人的には“覚醒”は今はまだ違うと思っている。

そう,今はまだ,である。

 

人は環境に慣れたり状況に慣れたりするとより安定して力を発揮できるようになる。もちろん悪い方に慣れてモチベーションが落ちるということもあるし,追い込まれているからこそ力を発揮する選手もいるが,大田はあてはまらないだろう。

 

今の大田がいきいきと見えるのは,何より不安が少ないというのがあるだろう。

巨人ではあまりにも期待されすぎていて,あまりにも競争が激しすぎた。一軍を楽しむような余裕はなかっただろう。

 

それが今シーズンは日本ハム自体の不調,外野手の不足や長距離打者タイプの希少さである程度の機会が保証されている。活躍がピックアップされることはあっても,不振で猛烈に叩かれることもない。巨人にいたら今シーズンの成績でも叩かれているのではないだろうか。

 

だから,本当に覚醒するのはこれからだろう。一軍に慣れ,新しい環境に慣れ,試合に出ることに慣れる。そもそも彼のようなスケールの大きな選手は栗山監督のような人のもとで伸び伸びプレーする方が結果も出るだろう。

 

大田泰示が本物ならば,本当に覚醒するのはこれからだ。

今後も大田から目が離せない。

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